むかし
むかし
その昔

ある街の、

ある場所に、

風変わりなお好み焼き屋さんがありました。

 

そのお店ときたら、
まったくお好み焼き屋さんに見えない
看板、店内、
そして名前。

店はビルの地下にあった。

外から直接階段を下りて、そのお店にはいると、
そこは薄暗いちょっとしたバーみたいな雰囲気。

普通のお好み焼き屋さんみたいな和風チックな感じは全くなし。

 

店の名前は”コンパス”。

吉祥寺にあったコンパスというお店。

お好み焼き屋さんで”コンパス”って名前は

どういう関係があるのかよく考えてみたりした。

 

TAKA Qのすぐ近く。
レンガ館の側面の通路を挟んだ地下に。

とてもいいお店だった。。
高校生にとって。(笑)
よくこの店で当時で言う”コンパ”や”打ち上げ”をやったもんです。
そういうのがお盛んな時代だったからね。

 

店内は程よく暗く、いや、かなり暗かったかな、(笑)
たしかレンガか黒っぽいインテリアに、ちょっとウッディーなテーブルとイス。

とにかく中の雰囲気は洋風。

 

メニューを見るまでは
まさかお好み焼きがあるお店には見えない。
たしかメニューの中心はお好み焼きと洋風のドリンクがいろいろ。
全部記憶の中のことだからすこしくい違ってるかもしれないけど。

 

お好み焼きはね、
厨房で作ってくれて持ってきてくれるんだ。
たしかステーキを焼くような
分厚い鉄製のグリルパンみたいのにのってきたんだよね。
いわゆるお好み焼き屋さんみたいに
自分のテーブルの鉄板でジュージュー焼くんじゃないの。(笑)
普通のレストランみたいに、ウェイターが持ってきてくれるの。

でね、このお好み焼きがね、うまいんだ。

焼きあがったお好み焼きの上に、ソースが模様を描くようにかけてあって、
中央にはマヨネーズとカラシが山盛りにのってるの。
焼き方は硬め。しっかり焼いた感じ。

さらに鰹節がかかってて、出来立てのお好み焼きの熱気で鰹節がお好み焼きの上で
踊ってるんだよね。

 

このソースも鰹節も全部フォークでまぜて(たしかフォークがあった)
お好み焼きの上に伸ばすの。これがうまい。

コンパスでお好み焼きを食べて以来、
お好み焼きには、マヨネーズとカラシと鰹節が必需品になったかな。

 

かすかにだけど店長さんの顔と
よくいらしたウェイターさんの方も覚えてるな。

ウェイターさんのお兄さんは当時、よくテレビに出てた、
役者さんに似てたのを記憶してるんだけど

その役者の名前が思い出せない。
なんか横でいつもすごく理論立てて妙に落ちついた口調で
いっぱい話す役の人(笑) あー思い出せない。
探偵役があってそうな感じの。。

遠い遠い記憶。

 

でもね、そんなにいつも行けたわけじゃないんだ。
いつも行くには予算オーバーだったからな。

高校生にとっては。

 

 

店内は暗かったけど。
何かみんながキラキラ希望に輝いてた時代。

学校カバンの中には傷だらけのケースの
カセットテープがいっぱい。
よくカバンの中でウォークマンが壊れるんじゃないかって
心配してたな。大惨事だからね。壊れると。(笑)

あー俺のはお金がなくてたしか
AIWAのCASSETTE BOYだったな(笑)

 

 

その後大学に入って、吉祥寺に行く機会もめっきり減って

数年してから同じ場所に行ったら、

コンパスはもうなかった。

 

キョロキョロ探してみたけどもうなかったな。

ビル自体が建て替わってたかな。。

 

 

コンパスっていう名前のお好み焼き屋さん、

いい思い出をありがとう。

客が高校生ばかりじゃ大変だったかもしれないけど。

あれから時々思い出してはWEBで調べてみたり

するけど、80年代の吉祥寺の話題はほとんど出てこないよね。

 

大事にねマッチがとってあるよ。(写真は後追いでアップ予定です)

いつまでも覚えてますよ、コンパスさん。

 

 

“コンパス 吉祥寺”  について

  1. ありましたねぇ。

    自分も高校生の時にかなりお世話になりました。木製二段ベッドが組んであるような店内。鰹節ダシの粉末のようなものが鰹節と共に、ケチャップとマヨネーズの上に乗っかってて。

    ショップカードを今も持ってます(笑)

    南口にあったコーヒー屋’バラード’やコスモプラザにあった’珈琲家族’、コンパスと同じビル2階にあった’チャチャチャ’、そしてソニープラザ裏にあった’チャチャハウス’にはお世話になりました。

    自分も吉祥寺から遠く離れたところに住んでいるので、本当に行くこともないのですが。懐かしくて反応してしまいました。

     

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