最近STEVE PERRYの活動が以前ほど盛んでなくなったような気がしていたのですが過去の録音物のトラブルで裁判を起こしていたみたいですね。

ちょっとそれについて書きました。

あくまで私の解釈ですので、そのつもりで読んでください。

 

1991年に、 “For The Love Of Strange Medicine” のアルバムを作る前の段階でPERRYは当時のマネジャーを通じてPHIL BROWNという男を紹介されます。
PERRYは彼の自宅のガレージで数曲デモを録音します。

テープの8トラックで録音された音質的にもクオリティーの低いものだったそうです。
そもそもこのデモは、あくまで内部用のデモとして作ったそうです。

結局1994年発売の “For The Love Of Strange Medicine” では、ここで録音された曲は使用されず、PHIL BROWNは “For The Love Of Strange Medicine” の”Tuesday Heartache” の、プロダクション・アシスタントと、ベーシストとして、あとは”I am”のストリングス・アレンジャーとしてのみ
参加しているそうです。

それ以降PERRYはPHIL BROWNとは一切仕事をしていないそうです。

それから14年もたった、2002年にPHIL BROWNが、その1991年に録音したデモの著作権を主張しだし、そこでPERRYサイド(PERRY&弁護士ですね)は、録音の所有権はSTEVE PERRYにあると主張して、その時はそれでいったんは治まっていたそうです。

ところが、そのBROWNが、今回「TRACES」が発売され、ビルボードのトップ10に入る様子を見るなり、またBROWN側のマネージャーと結託して、その録音を発売しようと画策したそうです。

それも、まるでPERRYが自分のバンドに参加して、そしてこのリリースがPERRY自身も関わっているTRACESの次のプロジェクトであるかのように、ソーシャル、メディア系のサイトで書き込みをして、 PERRYのファンを誘導・獲得しようとしたそうです。
どうであれこれ自体おかしなやり方ですね。
当時の録音で一儲けしたくなったようにしか見えないですね。

それでPERRY側は、楽曲のリリースの差止命令を求めて提訴し
まずは PHIL BROWN 側に対して、暫定的差し止め命令が出されたそうで(たぶん米国20日時点だと思います)、まずは裁判の最終的な決定がででるまでに曲がリリースされる心配はなくなったみたいです。

まだ裁判は続いていますが、順当にいけば今回の不正なリリースは
このまま差し止めになるでしょう。PERRYさんよかったですね。
そもそもPERRYさんは当時$1500をBROWNに払って録音したそうですから、なおさらその権利を主張するのはおかしいですね。

PERRYさんは、音楽業界のこういう族や、いろいろなやり方が嫌になって、音楽業界から立ち去った人です。
カムバックしたとたん、こういうトラブルに巻き込まれるのはとても気の毒ですね。
でもちゃんとやることをやって、主張は認められつつああるようです。

PERRYさん頑張ってください。

 

 

参考文献 / RESOURCES / REFERENCES
RollingStone: Steve Perry Sues to Prevent Release of Unreleased Nineties Songs
https://www.rollingstone.com/music/music-news/steve-perry-lawsuit-phil-brown-757485/
BLABBERMOUTH.NET: Former JOURNEY Singer STEVE PERRY Sues To Prevent Release Of 1991 Demo Recordings
http://www.blabbermouth.net/news/former-journey-singer-steve-perry-sues-to-prevent-release-of-1991-demo-recordings/
BLAST:Former Journey Lead Singer Steve Perry Granted Restraining Order Against Musician, Blocks Unreleased Music
https://theblast.com/steve-perry-granted-restraining-order-unreleased-music/

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