さて、実際にアルバムが発売されたら、アルバム裏面のイラストは周辺が結構カットされてしまっていました。

なんと今回のアルバムは、LPレコード(アナログレコード)でも発売されているので、

そちらには入っているのかもしれません。CDだと裏ジャケットは横長になってしまうんですね。

 

※STEVE PERRYのニューアルバム TRACES の アルバムアートを読み解くについては過去にNO.1-3があるので読んでない方はまずそちらを見てください。

アルバムアートを読み解く1
アルバムアートを読み解く2
アルバムアートを読み解く3

さてアルバム・ジャケットの裏面はこういう感じです。

制作者のJEFF WACKさんのFACEBOOKサイトのジャケット画像をクリックすると

けっこう大きいサイズでフロントとバックを続き絵で見れます。

 

大きなものから行きたいと思いますが、

  • 白いドラムセットはPERRYの昔のドラムセットだと思います。ドラムはSTEVE PERRYがVOCALメインに転向する前にずっとバンドでやっていた楽器なんですね(叩きながら歌うスタイル)。もともとドラマーだったんですね。JOURNEYに入る前は、とても優秀なドラマーだったそうです。なのでこのドラムセットはSTEVE SMITH(JOURNEYのドラマーですね)を表しているのではなくPERRYの物です。なので、バスドラのヘッドにちゃとそこを考えてか”SP”(STEVE PERRYの頭文字)と入ってますね。たぶんTHE SULLIES時代の物だと思われます。一つ気になるのはドラムセットの上に浮いて描かれているドラムスティックの長さが違うんですね。これはそういうものだと思ってそうなってしまったのか、PERRYがそういう風なスティックを本当に使用していたのか、それともここにも何か意味があるのか。。
    こちらのサイトでTHE SULLIES時代のSTEVE PERRYの姿とドラムセットが見れますがたぶんこのセットですね。このジャケットアートにあるのは。
    http://www.fortheloveofsteveperry.com/the-sullies-gallery.html
  • ドラムセットの前に地面を歩ている鳥がいますが、(実際のCDでははみ出て見えない)これらは七面鳥(TURKEY)だと思われます。PERRYはJOURNEYに加入する直前に継父の経営するTURKEY牧場(七面鳥牧場)で働いていたんですね。デビュー寸前だったALIEN PROJECTというバンドのベーシストが交通事故で亡くなり、レコード会社との契約の話も飛んでしまい、音楽の道を一度諦め、音楽以外の仕事をしなきゃと思い、継父の経営するTURKEY FARMで働きだしたそうです。(継父が仕事をくれたそうですが昔” I hated it..”(牧場仕事は大嫌いだった(笑))とインタビューでいっていたように記憶しています。)その牧場で働いている時にJOURNEYの発起人の一人でもあって、マネージャーでもあったHERBIE HERBERTからJOURNEYで歌わないかっていう電話が入ってきて、人生が変わるわけです。なのでTURKEY FARMも思い出の場所なのでしょう。(背後の牛や納屋もその情景の一部なのではないかと思っています)
  • 左の奥の方にある緑色の高速の道路標識みたいなものには、HanfordとLemooreと地名が書かれてあり、HanfordはPERRYの生まれた土地、LemooreはPERRYが高校時代に引っ越した場所の地名です。

 

  • 左側の木(california sycamore)の枝の隙間によく見ると顔があります。これはPERRYの祖父ではないかという噂です。

以下はまだ意味は分からないけど気になっているアイテムです。

  • CDのジャケットでは下側ではみ出ていて見えない部分ですがドラムセットのバスドラのすぐ前には仏像と思われる像が立っています。
    これは何か経緯があるのでしょうか。それとも仏像(観音様?)の意味自体を引用しているのでしょうか?
  • これは最大の謎の一つですが。左側、普通の木に紫色のブドウが一房なっています。そして輝いていますね。思わぬところに何かすごいことが起きる象徴だと思うのですが、具体的には不明です。
  • それから空に浮かんでいる数々のマリリンモンロー チックな女性たち。この人たちは誰でしょう?(笑)。
    PERRYの以前のソロアルバム時代の「You Better Wait」という曲の中に
    ”I met her in a magazine” (彼女には雑誌の中で会った)という歌詞がありますが、そういうインスピレーションの象徴なのでしょうか。?(DEF LEPPARDのPHOTOGRAPHや、DURANDURANのGIRLS ON FILM的な感じでしょうか?)
  • あとは落雷、マグマの流れ、緑のボンゴの幼児、お花畑に埋めれてオープンリールのテープレコーダー、金縁の額に入ったジャケットの絵そのものがありますね。これらはまたわかり次第書きたいと思います。
  • PERRYの自宅には、このジャケットの絵が以前から飾ってあるようなので、金縁の額の絵はその絵(この絵)自体の制作を一つの思い出として入れ込んであるのかもしれないですね。

今日はここまでです。

あそうそう。橋の上の男女(PERRYさんとKELLIEさん)の後ろの雲の柱のようなものは、土砂降りの雨を表してるみたいですね。
そこだけすごい雨なんです。

PERRYの今回の「TRACES」アルバムの、中の一曲 「In The Rain」の中の一句です。
ビデオクリップでもそこがアップで映されていますので。悲しい感じの歌ですね。でもそれでもどこか人を愛することに対する温かみのある壮大な歌です。是非聞いてみてくださいね。

 

I believe we were flying
Did not know you were crying
I believe love’s dying
Tell me why we’re standing again
In the rain
(In the rain)
(In the rain)

Tell me why we’re standing again
In the rain

 

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