先日紹介したSTEVE PERRYの24年ぶりのアルバムのジャケットの
アートワークについてです。
この前書きましたがとにかくアルバムのアートワークが素晴らしい。
これは私だけではなく、多くの方がそこに注目しています。
これだけ多くの方がジャケットのアートワークに注目したアルバムは
今までないのではないかというくらい、人の注意力を惹く力のあるアートワークです。
このアルバム・アートワークを制作したのはJEFF WACKさん。
digital airbrush と digital photographyを専門とするイラストレーターだそうです。
Jeff Wackさんのサイトはこちらです。
Wackさんが制作する経緯がここに書いてありますね。
最初に見た時は、手書きの作品(絵画)かと思ったのですが、
STEVE PERRYのOfficialサイトに行くと、同じ絵の別の構成の物があるので、
PHOTOSHOPなどでデジタル的に作成されたものなのだろうとおもっています。
WackさんのFACEBOOKサイトや、PERRYのOFFICALサイトでもっと大きな画像で見ることができます。
さて、肝心のアルバムアートワークについて、読み解いていきましょう。
どんどん更新していきたいと思うので箇条書きで行きますね。
まず、以下はSTEVE PERRY自信が語っていることなので推測ではありません。
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- このアルバムワークは自身の人生の軌跡の縮図で、人生の中での様々な場面や、iconic(象徴的な)なシーンやアイテムをちりばめたジャケットである。
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- 右下の建物は、STEVE PERRYが育った街にあるHanford(California)にある劇場、Fox Theater。
まだありますね。これですね。https://en.wikipedia.org/wiki/File:Fox_090907_1.JPG
この劇場でSTEVE PERRYの父親であった、RAY PERRYが歌っていたそうです。
(STEVE PERRYが生まれる前だそうです)
- 右下の建物は、STEVE PERRYが育った街にあるHanford(California)にある劇場、Fox Theater。
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- その劇場のMARQUEE(マーキー:その日の出演者が書かれる入り口のひさしの部分ですね)には
(小さくて見えないですが)「Ray Perry’s Son Appearing Tonight」と書かれてあるそうです。
- その劇場のMARQUEE(マーキー:その日の出演者が書かれる入り口のひさしの部分ですね)には
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- その横にはPERRYが育った家があり、窓の中には少年のシルエット。
その少年はPERRY自身であり、家から飛び出して活躍することを夢見て窓から外を眺めているそうです。
- その横にはPERRYが育った家があり、窓の中には少年のシルエット。
さて、ここからは、私も含めていろいろな方の推測で、あくまでウワサですので、
そのつもりで見てください。(笑)
より正確なことが分かり次第更新したいと思います。
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- 左上の青と赤の鳥のようなものはPhoenix(フェニックス)、不死鳥で、死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥。
Phoenixの上にある3つの顔は、ガールフレンドだったKellie NashさんとPERRYのお父様と、お母様。
- 左上の青と赤の鳥のようなものはPhoenix(フェニックス)、不死鳥で、死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥。
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- フェニックスの羽が舞って、ヤシの木の葉になって、徐々に音符に変わって、空に渦をつくって(Wheel in the sky?)それがSTEVE PERRYの名前に流れ込んでゆく感じ。大切だった人たちの魂もしくは何かが、源になってPERRYがそれを音で表現するといった感じなのでしょうか。ヤシの木はBAY AREAサウンドの象徴?
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- 劇場の前の旗は、英国、アメリカ、ポルトガルみたいですね。PERRYのお母様のMary C. Quaresma はポルトガル出身だったそうなので、あとの国旗はお父様とPERRY自身を表しているのでしょうか。。
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- 遠くに見える景色はSan FranciscoのGoldengate Bridge, Bayエリアと、スタジアム(これにそっくりですね)。
- そしてスタジアムには照明が点灯しています。これはJOURNEYにPERRYが参加してから初期のヒット曲”Lights”と関係あるでしょうか?でも歌の歌詞はLightsが消えたあとの事を歌っていますね。
“When the Lights go down in the city..”ですからね。
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- 劇場の前にたたずんでいる赤いテールコートを着た男はPERRY自身でしょう。でも影はあるけど脚はない。ここは意味深ですね。
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- 右下のアジサイの中に顔を覗かしている子犬はKellieさんが飼っていた子犬らしいです。
さてこのあたりからだんだん面白くなっていきますが。
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- 前方に立っているエレキギターはNeal Schonのギターではないかと。Schonといえばどちらかというと、レスポールというイメージで、白のストラトを持っているイメージはないのですが、
そういえばと思って調べてみたら、Lightsがヒットしていた当時は白のストラトキャスターを使っていましたね。あとそうです、2017年のJOURNEYがRock and Roll Hall of Fameに殿堂入りしたときの式での”Lights”の演奏時も白のストラトでしたね。
こちらですね。(冒頭ですぐに白いストラトキャスターが確認できます。) - そして、ジャケットの中では、この白いストラトキャスターのヘッドストックの上に、Olive Branch(オリーブの枝)をくちばしに咥えたDove(ハト)がとまっています。Olive Branchをくちばしに咥えたDoveは、Peace、平和・和解の象徴です。いい感じですね。PERRYとSCHONはいい関係にあるということでしょうか。
- 前方に立っているエレキギターはNeal Schonのギターではないかと。Schonといえばどちらかというと、レスポールというイメージで、白のストラトを持っているイメージはないのですが、
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- 白いストラトキャスターの前には、ワインボトルがあり、蛇が巻き付いています。これはアルコール依存症などの問題を象徴していると思われます。
それでJOURNEYでアルコール依存症の問題がある人はいたのか?とちょっと調べてみましたが、なんとNeal Schonなんですね。私も知りませんでしたが、2008年にアルコールを絶つまで、ずっとアルコール問題を抱えていたそうです。シラフではない状態でステージに立っていたことが多々あったそうです。俺の場合演奏に影響があったようなことはないと、本人は言ってましたが。この辺もPerryがずっとJourneyにいれなかった理由の一つなのかもしれません。なのでギターの前にこの瓶があるのでしょう。 - で、そのワインボトルに巻きついている蛇は危険を表しているのかと思ったのですが、この蛇はPYTHONだと思われます。(PythonはWarren de Martiniの蛇革ギターにつかわれていた蛇ですね)。
Pythonはheal(治療)を意味するそうなので、危険を表しているのではなく、アルコールから守ってくれている存在なのかもしれないですね。 - ストラトキャスターのちょっと奥には、バラバラに壊れ散った鍵盤が地面に散乱していますね。これは巷のうわさではJonathan Cainを表現しているのではという話ですが、最近のCainの問題をあらわしているのでしょうか(それはまたこれから書きたいと思いますが)。
- そしてこれも噂ですが、この足を上向きにしている官能的な女性は50年代当時人気のピンアップガールであったBettie Pageではないかという書き込みを見ましたが、調べてみると感じはとても似ていますね。でもここは不明です。今後明らかになるといいのですが、たぶんこのまま不明である可能性が高いですね。(笑)
この女性の手前に赤い何かが地面の上に広がっています。これは何でしょうね。とても気になりますね。
- そして、個人的には、アジサイがいっぱい描かれているのがとっても気になりました。アジサイが海外のこういったものに登場するのは珍しいですね。何せアジサイはもともと日本で発見された花ですから。
そこでアジサイの花の持つ英語圏での意味を調べてみましたが、アジサイは、”Heartfelt and honest emotions of any kind”(心からの気持ち、真意)を表し、多くの場合は、(見る場所によってもちょっとずつ違うのですが、)”ごめんねとありがとう”っていう意味を持つみたいです)。意味合い的にはピッタリですね。(ちなみに日本ではちがう意味ですね)
- 白いストラトキャスターの前には、ワインボトルがあり、蛇が巻き付いています。これはアルコール依存症などの問題を象徴していると思われます。
今日はここまでにします。また時間がありしだい、
そして何かわかり次第、追記していきます。
そうそう、つい最近まったくおなじようなことを別の方のアルバムでしていた記憶があります。
それは書き物にはしませんでしたが。
絵としてのタッチや、見た目のインプレッションこそ違いますが、驚くほど構成要素がそっくりです。
青い鳥がいて、ベイエリアがあり、家があり、橋があり、川があり、光と木々があり、花が咲いていて。
こちらです。玉置浩二さん/安全地帯のThe Ballad Houseのアルバムジャケット。
こちらは情報が全くなく部分的にだけでも理解するのが大変でした。
そのうちそれも記事にしたいと思います。