※ジャケットの写真はアルバム発売後に差し替えたものです。

STEVE PERRYが新しいアルバムを出しますね。

そう、Journeyのボーカルのスティーブ・ペリーです。

なんと24年ぶりの新作。69才だそうです。

 

2018年10月5日全世界同時発売。

これはすぐに聞きたいと思って、もう予約しました。

アルバム名は 「TRACES」

既にこのアルバムの収録曲である「No Erasin’」のミュージック・ビデオが公開されています。

アルバムが出てくる経緯などを先に書くべきですが、

まず先に、これを書かせてください。

とにかく今回のアルバムのジャケットのアートワークが素晴らしい。

息をのむ美しさがありますね。本当にすばらしい。

スティーヴ・ペリーの歩んできた人生のいろいろな情景がちりばめられているそうです。

この出来、色調、雰囲気は過去にみたあらゆるアルバムのジャケットアートの中で

も、トップクラスだと思います。

これについてはまた今度書きたいと思います。

 

さて話を、もとに戻すと、

カムバックに当たって、PERRYはラジオなど様々なインタビューに出ていて、

それらをYOUTUBEでいろいろと見ました。

カムバックのきっかけとなったのは

不治の病で亡くなられたガールフレンドの一言みたいですね。

Kellie Nashさんです。

 

そのKellieさんはPERRYのpsychiatrist(精神分析医 *1)でもあって

亡くなられる前にPERRYにこう言ったそうです。

(*1 米国では大部分の人が日ごろの悩みや、悲しみなどを普通に精神科医/精神分析医に相談する文化があります。よく”SHRINK”ともよばれています)

”If something were ever happen to me, don’t go into isolation again.

I think you want to make this all for naught.”

 

日本語だとピッタリくる訳は難しいですが、

”もし私に何かあっても、また一人で閉じこもらないでね。あなたは過去が

まるでなかった事にしたいんだと思うの”、って感じですね。

Isolationという言葉がうまく日本語でニュアンスを伝えるのが難しいですが。

人とも会わず交じらず、表舞台にも出ず、一人でひっそり暮らすという感じですね。

All for naughtは、水の泡にする、無価値にするといった意味です。

 

そして、

今度発売されるアルバムのタイトルが

”TRACES” 、訳すと”軌跡”か”足跡”って感じですね、

そして、最初に発表した曲名が

”No Erasin’ ”です。

こちらは、日本語でピッタリの言葉は思いつかないですが、

過去をなかったことにはしない、受け入れるというニュアンスをがある

”消さない”って意味です。

(超直訳的ですがこのほうがここはいいでしょう)

24年間の沈黙になるだけのいろいろなことがあったのでしょう。

あったことはあったこととして、それからをしっかりと見つめ直して
今表舞台に戻ってきたわけです。

 

声は健在、ビデオクリップはどこかもったいない録りかたというか、

それぞれのカットが、んーーって感じもありますが。

でも まあそんなことはどうでもいいでしょう。

PERRYが帰ってきたんですから。

また人前で歌う心境になるのに四半世紀かかったんですから。

この先ももちろん期待していますが、

80年代音楽の最後の大きなプレゼントかもしれません。

Kellieさんに感謝するべきなのかもしれないです。

 

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