アレサ・フランクリンが亡くなられたそうです。
子供の頃見たThe Blues Brothersの中のワンシーンで
すごくパワフルな歌声のウェイトレスが登場します。
たくさんの歌と、歌い手が登場するこの映画の中でも
ひと際、パワフルで、伝える力の強い
歌声を持っている存在でした。
これがAretha Franklinとの出会いです。
もっと正確にいえば、この歌声を認知したのは、この時ですが、
それがAretha Franklinという人だと知ったのはそれから数年して、
もっと大きくなってArethaのヒット曲を聞いた時です。
大変な時代を生き抜いてこられ、
音楽を通じて皆を元気づけ、正しさや正義について力強く歌い続けてきた方です。
その歌声には唯一無二の魂があり、
どんな曲でも瞬時に自分のグルーブに変えてしまう、
取り込んでしまう、歌心の広さがあったと思います。
そしてどんなジャンルが好きな人でも、どの方面のミュージシャンでも、
一目を置く、何かを学び取りたくなる、サウンドやジャンルを超越した魅力を持つ人でした。
私も少し離れたジャンルから見守ってきた一人です。
ただ単に音楽のジャンルとしての”Soul”を超えた まさにQueen of ”Soul”だったと思います。
そこにあるのは、音楽よりもずっと大きなものであった気がします。
彼女の経歴や死因(病気)については私よりも
ずっと詳しく知ってて書かれている人がたくさんいますので
それらを見てもらえばと思います。
ただ一つだけここで書いておきたいのは、
天性の才能のように語られるAretha Franklinでも、ものすごく練習を重ね
努力を重ね、あの歌力(うたぢから)を手に入れられたみたいですね。
もちろん最初からの才能もありますが。
長い時代に渡って支持されるシンガーの多くが、才能だけではなく努力によるものですね。
それは特に年を取られてからの歌の円熟度に
大きくかかわってくるような気がします。声も進化しますし、歌も進化してゆきます。
Aretha Franklinの葬儀には呼びかけで集まった、100台以上のピンクのCadillacが全米から
集結しました。Aretha Franklinの曲である”Freeway of love”をCadillacの列で構成して、
ArethaをCelebrateして送り出すそうです。
葬儀の時の、交通制限の事情があって、最初に参加を表明した140台くらいまでで
あとは参加を断らなければいけないくらい車を出したいという人がいたそうです。
誰よりも人に元気と活力を与えてきた歌手ですからね。
自由の国のアメリカの良き遊び心と
ジメジメだけではないFUNERALを是非世界に見せてほしいと思ってます。
こういうくだらない大統領の時代だからこそ。(ここで急に政治的になるつもりはないですが)(笑)
ここはあえて曲名に注目したいと思いますが、
Freeway of Love いい曲名ですね。
追悼
R.I.P Aretha Franklin.
Freeway of Loveより
Wind’s against our back
We goin’ ridin’ on the freeway of love
In my pink Cadillac
We goin’ ridin’ on the freeway of love
Wind’s against my back
Ain’t we ridin’ on the freeway of love
In my pink Cadillac